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大人だけど宙ぶらりん



毎日焦げてしまいそうに暑い。

駐車場から仕事先までの徒歩5分の道のりでさえ、バテ気味。

今からこんなだったら、私がおばあちゃんになった時、地球はどんだけ暑くなってんだろうとか考える。


オリンピックを見ていると、

怖いもの知らずである若さは

最強の武器だなと思う。


ベテランゆえの妙というのも絶対存在すると思うけど、

フラットな若さは無敵だ。


30代に突入して、

20代とも40代とも付き合える貴重な年代になれて嬉しい。

ふたつの異世代とか変わっていくうちに、生意気なことさえ、若さゆえの特権と気づいた。


その年齢だから許されるのもあるけど、

やはり人間、丸くなっていってしまうんだ。


尖ってるのがカッコイイとは思わない。

ただ、その尖りさえ知らない間に失われていくものなのか…と知ると、

ちょっと切なくなったりもする。


でもそれは、20代の頃にぶち当たってきた社会の理不尽な壁や障害物に

耐えて耐えて耐えたあのトイレの中の時間が

少しだけ大人にしてくれたのかもしれない。


20代の時間は

大人とは…と戦ってきた気がするな。



もう子どもじゃないけど、完璧な大人でもない。

宙ぶらりんで社会に放り出された10年前。


大学の4年間を人生のモラトリアムと呼んで

いつも憂鬱そうにしていたな。


ようやく地に足ついて、

あの頃より1ミリくらいは大人になれた気がする。


何にも頑張ってない自分が好きじゃないと最近気づいたので

お仕事を目一杯頑張りたいと思います。


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